オフィス 近接要望調査システム Adjacency Analysis

オフィス全社員を対象に、自身の属する部門から、他の部門および館内各種ゾーンとの近接要望をアンケート調査し、統計分析処理をして、部門配置、館内各種ゾーンの配置、ひいては、建築設計上の建物機能ゾーニングの基礎情報を提供するシステムです。

オフィス全体としての機能を高める有力な手法です。

個人個人の仕事場が快適で機能的なだけでは、オフィス全体としての機能は発揮できません。現代のオフィスワークは、専門分化した各部門や職種間の連携・対話・コラボレーションにより、その本来の機能を発揮することが出来ます。IT技術の進化により人と人とのコミュニケーションの手段は多様化していますが、オフィス空間での部門や機能ゾーンの配置は、連携・対話・コラボレーションの基礎であり、オフィス全体のパフォーマンスの最大化に大きく影響します。近接要望調査システムは、社員全員の近接要望を統計処理することにより、最適なゾーニングのための基礎データを、部門・ゾーン間マトリックスの形で、提供します。

最新のコンピューターネットワーク技術により、容易に実行できます。

近接要望調査は、Webアプリケーションで行います。

調査対象社員は、調査期間中、一回だけ、自席のネットワークPCのインターネットブラウザで、調査サイトにアクセスし、他の部門・機能ゾーンとの近接要望度と、その理由を、選択式で答えるだけです。要する時間は、5分程度です。(画像をクリックすると大きい画面でご覧になれます。また、表示される個人名は架空のものであり実在の個人を指すものではありません。)

  アクティビティ回答画面

統計分析の参照は、スマートクライアント方式のWindowsアプリケーションで行います。

ファシリティマネージャー・オフィスプランナーは、自席のネットワークPCでWindowsプログラムを起動することにより、自動的に、弊社アプリケーションサーバーにアクセスし、統計分析を参照することが出来ます。各部門から他の部門や、館内機能ゾーンに対する近接要望の度合いをマトリックス表示します。また、近接要望の理由ごとにマトリックス表示することも可能です。また、個々の近接要望の中身を参照し、評価することも出来ます。(画像をクリックすると大きい画面でご覧になれます。)

在席率統計 Activityグラフ ミーティング分析

統計表は、グラフを交えた表現力豊かな画面として、参照でき、かつ、プリントアウトしたり、エクセルやPDFにダウンロードすることも出来ます。


充実した管理機能

調査の実施には、対象部門・対象社員の登録など、準備が必要です。(アクティビティ調査・満足度/要望調査と共用できます。) 専用の管理画面で、これらの登録変更が対話型でできるほか、エクセルデータから、CSVファイルを作成し、CSVアップロード機能を使用することにより、多量の社員登録を一気にセッティングすることが出来ます。また、質問項目は、標準が用意されていますが、会社の実情に合わせて追加・変更して実施することが出来ます。

充実したセキュリティ。

調査回答画面、分析画面ともにSSL通信により保護されています。また、必要に応じて、IPフィルタリングも設定することが出来ます。また、回答内容を他の社員から読み取られないようパスワードロックすることも可能です。